時は早朝、VTuber ナナコ コス衣装
まだ空が白んできてあまり間がない時間帯。僕は日課ともいえる散歩をしていた。油断していたわけではないが、ここ最近一気に冷え込んできた気がする。遠くないうちに吐く息が白くなる季節もやってくると考えると時の流れの速さを感じずにはいられない。「ララ~♪ララ~♪」肌寒さを紛らわすように小声で口ずさむ。誰かに届けるためではない、自分のためにだけ歌う。これはこれで楽しいものだ。「ラ…え、なにこれ」気持ちよく歌っていると、見慣れないものが目に飛び込んできた。数日前にここを通った際には間違いなく“これ”は存在していなかった。それは、僕の身の丈の何倍もありそれは、大体4つの線で構成されていて。それは、赤かった。まどろっこしい言い方をしなければ。「なんで鳥居がこんなところに…?」鳥居は人界と神界を隔てるための門であり、古来より異界に繋がる門としても言い伝えられてきた。僕は好奇心のままに鳥居に近づき、鳥居が隔てる先の領域に踏み込んでしまった。踏み入れた先の景色はとても開けていた。目の前に見えるのは整備されているといえなくもない開けた参道だった。ふと後ろを振り返ってみると鳥居の先にあるはずの見慣れた風景はなく、ただきりのかかったような景色が広がっているのみだ。「どうなってんの…?」とりあえず山を登り切れば何かわかるだろう。その希望にかけて、頂上に向けて歩み始めた。一方「ん…?誰かこの山に入った…?VTuber 黛灰 コスプレ衣装今日来客なんかあったっけ…」お山の頂上、そこに居る1人の烏天狗がこの山に足を踏み入れたものがいると感知していた。
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