逆にそこまで心配してくれているんだから心配しなくてもall OKよ

 ダイヤ小悪魔 津島善子 コス衣装「……」月が変わって10月になりました。私の目の前には満月を見て綺麗だとほんの少し力が入った口調で話す千歌さん。お出かけの帰り、月明かりと遠く離れた街灯と貴女の笑顔が夜を照らします。さて、私の正解はどちらでしょうか。千歌「ダイヤさん?ほらほら!」千歌「月が綺麗!」無邪気に笑う貴女。たとえ不正解だとしても……。ダイヤ「そうですね」ダイヤ「……死んでもいい……」ダイヤ「わっ……!」ダイヤ「いったぁ」千歌「なんでそんなこと言うの!」千歌「私ダイヤさんが死んだら嫌だよ!」千歌「私だけじゃない!みんなダイヤちゃんに生きて欲しいよ!」千歌「何かあるなら私が守ってあげるから!」ダイヤ「あ……その……そういうわけでは……」ダイヤ「別に死にたいなんて思ってません」ダイヤ「私だって今とても幸せですわ」ダイヤ「今のはそうですね……」ダイヤ「それぐらい綺麗だということです……」あぁ……不正解だったようです。きつく抱きつく貴女が潤んだ瞳で発した言葉に喜びと悲しみが同時に押し寄せてきます。私の初恋はこれで終わり。きっと衝突から始まった私達が結ばれることはあり得ないことだったのでしょう。ダイヤ「…………」鞠莉「Hey!ダイヤー!」鞠莉「この前の千歌っちとのデートはどうだったの?」果南「ちょ!鞠莉!」ダイヤ「鞠莉さん、おはようございます」鞠莉「あ、えーっと、おはよ」果南「朝からずっとこんな調子」鞠莉「それは困ったわね」鞠莉「そもそも絶対に失敗なんてあり得ないはずじゃないの?」ヒソヒソ果南「そのはずなんだけど……」ヒソヒソ果南「あとで梨子ちゃん達にも話聞いてみようか」ヒソヒソ鞠莉「そうね、それならこちらも情報収集と……」ダイヤ「お二人でコソコソ内緒話ですか?」ダイヤ「私も混ぜて頂きたいものですわ」鞠莉「だ、ダイヤ!」果南「よし!単刀直入に聞くよ!」果南「何があったの?」ダイヤ「別に何もありませんわ」鞠莉「私達の中でsecretは厳禁よ」ダイヤ「私が選択を間違ったというか、早まったというか」ダイヤ「勘違いで悲しませたというか……」鞠莉「ふむふむ」果南「つまり?」ダイヤ「かくかくしかじか……小悪魔 黒澤ルビィ コス衣装というわけでして……」果南「いやー、それは……」鞠莉「逆にお見事ね」果南「さすがの千歌でも……いや……どうかなぁ」鞠莉「まぁ、知らなくてもおかしくはないと思うけど……」ダイヤ「なんですかお二人して……」果南「まぁ、別にダメだったわけじゃないんだしさ、元気だしなよ」鞠莉「そうそう!逆にそこまで心配してくれているんだから心配しなくてもall OKよ!」

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