「有咲ーブルーミングエール 白鷺 千聖 コス衣装!先に学校行くね!」そう言って有咲の蔵を出た香澄。元々有咲と一緒に学校に向かうはずだったが、有咲は用事ができ少し時間がかかるからと言われて香澄は一人で向かう事になった。「あ〜あ、有咲と行きたかったなぁ」そう言っていつも通る角を曲がる香澄。「わっ!」角を曲がるとそこには馬鹿でかい校舎がそびえ立っていた。「前からこんなのあったっけ?」首を傾げる香澄。「陽葉学園」聞き慣れない学校名、香澄の胸はキラキラドキドキしていた。「ちょっとだけ」そう言って校門から中に入る香澄。「これって不法侵入だよね?」そう思いながら誰にもバレないようにコソコソと奥へ進む香澄。その時だった。「何してるの?」誰かに肩を叩かれた。香澄は慌てて振り向く。「誰?」「ごめんごめん、びっくりさせちゃったかな?」そこに立っていたのは明るめの茶髪の女の子だった。「誰…ですか?」一応敬語で尋ねる香澄、すると。「私は山手響子!ここの一年生だよ!」「響子ちゃん?私は戸山香澄!香澄でいいよ!」「香澄ちゃんね!その制服、うちのじゃないでしょ?どうしたの?」「いやぁ、こんなとこにこんな大きな学校あったっけとふと気になっちゃって!」「あぁ!でもそれって不法侵入じゃない?」「ごめんなさい!」そう響子に言われて頭を下げる香澄。「すぐ、出て行きます!」慌てて校門の方に走る。すると。「まぁ、待って!響子が香澄の手を掴んでその動きを止めた。「せっかくだから、私たちのライブ見てかない?」「ライブ?」そう言われて響子に連れて行かれる香澄。「ここで待ってて!」そう響子に言われて何やら盛り上がるフロアの中ブルーミングエール 氷川 日菜 コスプレ衣装に立たされる香澄。しばらくするとフロアの観客たちが突然カウントダウンを始めていた。「10!9!8!7!6!5!4!3!2!1! Peaky P-key!」「ピキピキ…」突然始まるPeaky P-keyというユニットのライブ。香澄はしばらくそのライブを見ていたかった。しかし。「いたた」突然痛むお腹、香澄はとっさにお腹を押さえる。「こんな時に?何か変な物食べたかな?」このままでは漏らしてしまうと悟り香澄は急いで盛り上がるフロアから去る。そして、お腹を押さえながら一目散にトイレを探して走る。ぎゅんと勢いよく角を曲がる、その時。『ドンっ』「いたっ!」角を曲がった先で誰かと衝突してしまった。お互いに尻もちを突いて倒れる2人。
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