蘭からソフトクリームを受けとると、あこはペロッとその先っぽを舐めた

 雑貨屋さん新作への挑戦 氷川紗夜 コス衣装で太鼓のような置物をみたり、アクセサリーショップでネックレスやピアスなどを検討したりしたが、何かといまいちしっくり来なかったらしい。そんな中で、新しいドラムスティックはどうかという案も出たが、蘭が最近巴が新調していたということを教えるとまた振り出しに戻っていた。そんなこんなでもう40分が過ぎ、2人は一度休憩しようと広場のベンチに座り込んだ。「ううーー……。どうしよー……。」あこが背もたれに体重をかけながら悩んでいると、そこに蘭がどこかで買ってきたソフトクリームを両手に帰ってきた。「はい。」「わあー!ありがとー!」蘭からソフトクリームを受けとると、あこはペロッとその先っぽを舐めた。甘いバニラの香りとソフトクリーム特有の冷たさが口の中に広がった。寒い季節にアイスを食べると冷えてしまう筈なのだが、それが逆にアイスの美味しさを引き立てているのでは?と思うほど、抵抗もなく食べることが出来た。「それで、何か良いの思いついた?」「ううん。なんか考えれば考えるほどわかんなくなっちゃって……」しゅん……となりながらもあこは言った。 まあ、それも仕方ないだろう。人によってそういったことはよくある事だ。優柔不断__とはまた違う話なのだろうが、大切な出来事になるほど人というのは決断に揺らぎが生じることがある。あこがしょげている中、蘭はあこのことを見ながら、その沈黙を破った。「じゃあさ、あこは何を巴に渡したいの?」「……えーと……、……おねーちゃんの役に立つものとか?」「じゃあそこから探してみようよ。タオルとか水筒とかさ。」「そっか!よーし!!そうと決まれば早速出発だー!!」「ちょっ!!スカーレットソウル 上原ひまり コス衣装あこ、ソフトクリーム食べないと溶けるよ!!」急に立ち上がったことにより、溶けかけていたソフトクリームが本格的に溢れそうになり、蘭は少し焦っていたとか。

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