ひきだしプリコネR ミヤコ コスプレ衣装
の中のチケット二枚を想った。「友達にも先輩のこと紹介したい。彼女いますって言いたい」「……それは、なんか、恥ずかしい」
「すぐじゃなくていいよ。考えておいてね」「ん……ばいばい」「ばいばい」私たちは、手をつないで外を歩いたり、できるんだろうか? だって彼に恋をしているのは私だけじゃない。高校にも、バイト先にも、彼を好きな女の子が、いる。私以外の女の子たちみんな、私を恨んでいる気がして怖くなった。勉強して、ちょっとだけアストルムをやり、ギルドの子たちに「明日は楽しみにしているぞ」とメッセを送る。お風呂に入っているとき通知が鳴った。「うちも」「チエルも!」とあったので、安心して眠りについた。あしたは日曜日だ。オフ会がある。 デパートのパウダールームはまるでお姫様の寝室だった。私は椅子に腰かけ、大きな鏡の中にいる二人の女の子と、変わっていく自分のすがたを眺めている。プレゼントの包装紙みたいな女の子ふたりが、私の髪や肌に触れている。「彼氏できたの」、数か月前ふたりに話してから、私の改造は始まった。好きな男のために可愛くなりたいと思うことがすでにかわいくね、と黒江ちゃんが言い、自分で恥ずかしがっていたのをよく覚えている。反社会的な見た目と裏腹に彼女は乙女なのだ。「あ、待って待って。口紅はまだ早いよ」私がこわごわ言うと、ちえるちゃんはリップスティックをいったん置き、「これただの色付きリップですから」と笑った。いい匂いがするし超保湿されるんですよ。先輩にあげよと思って買ってきたんです。ちえるとおそろにしちゃいました。ちえるのはピーチの香りで先輩はイチゴです!「え、うれしいけどなんか、かわいすぎない? 似合うかなあ……わ、私なんかに」「安心してください、ピンクが似合わない女子なんていないんですから」「いやそんなことなくね?プリコネR マコト コスプレ衣装由仁先輩はいいけど、クール系の発色が好きな女もいるくね?」「はいはい。キュート界の自称クールは無視の方向で」「てめえ……」「黒江先輩はさっさと髪終わらせてくださーい」「うるさい」「あ、先輩、リップクリームは横に塗らないです、縦に塗るのがコツなんです、そうしないと保湿が浸透しないんですよー」
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