Saint Snowは、ルビィと、Aqoursと同じステージに上がれたはず

 「ラブライブ!μ’s 高坂穂乃果 コス衣装

優勝は・・・、浦の星女学院スクールアイドル部、Aqours!!」2月月末、秋葉ドームに鳴り響く声。この瞬間、「ヤッター!!」という9人の少女の声がドーム内に響き渡った。ついに9人の、いや、学校の仲間たちとの夢を叶えた瞬間だった。そんな9人の姿を観客席から見ていた少女は、「ルビィ、そして、Aqoursのみんな、優勝、おめでとう・・・」と、Aqoursと名乗る9人に対して、特に、その少女がルビィと呼ぶ親友に対して賛辞を送っていた。さらに、その少女は続けて、「次はきっと私だって「ラブライブ!」で優勝してやる!!」と、自分の決意を語った。だが、そんなことを考えた瞬間、その少女はある出来事を、自分にとって闇が生まれた、そんな出来事を思いだしてしまう。(や、やめて!!あの日の思い出なんて、私にとって姉さまとの夢を終わらしてしまった、そんな思い出なんて、思い出させないで!!)それはこのラブライブ!冬季大会最終予選での出来事、勝たないといけない、決勝にいかないといけない、そう自分に言い聞かせて、いや、自分で自分を追い込んでしまった結果、本番でパフォーマンスをしている最中に大きく転倒した、その瞬間の出来事だった。そして、それを思いだしたことにより、その少女はこう考えてしまった。(もし、あの失敗がなければ、あれさえなければ、きっと、姉さまと私は、いや、Saint Snowは、ルビィと、Aqoursと同じステージに上がれたはず・・・)その考えによりその少女の顔の表情は次第にこわばっていく。と、同時に、(そう考えてしまうと、このままだと、私たちは、私が作ったユニットは、ただ楽しんでいるだけのユニットなんて、「楽しむ」というお遊びをただしているだけのユニットなんて、お遊びというゆるゆるの練習だけしかしないユニットなんて、ラブライブ!で優勝クリスマス 高海千歌 コス衣装できないじゃない・・・)という思いに支配されていく。その少女が新しく作ったユニットは「スクールアイドルを楽しむ」ことをメインにしていた。だが、その思いに支配されたその少女によれば自分が作ったユニットはただのお遊びの集団としか見ることができなかった。そうなればそのユニットのままだとAqoursと呼ばれる9人の少女たちみたいに「ラブライブ!」に優勝するなんて夢のまた夢、そうその少女は考えてしまった。

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