屋上Solitude-Rain 桜坂しずく コス衣
にはエマさん、果林さん、彼方さんが集まっていた。「あら、どうしたの侑?」緊張した面持ちの私に対して果林さんは不思議そうに首を傾げる。「えっと……皆さんにちょっと聞きたいことがあるんですけど」私は昨日歩夢から受けた提案を伝えた。「あら、いいじゃない。面白い試みだと思うわ」「うんうん、彼方ちゃんも大賛成だよ〜」「とっても楽しいライブになりそうだね」三者三様に喜びを見せてくれたことに強張っていた心が弛緩する。「それでですね、もし私がピアノを弾いて失敗してしまったら、皆さんはどう思いますか……?」そんな私の弱気な質問に対して最初に返ってきたのはキョトンとした疑問符だった。返す言葉が見つからないのか、三人はお互いの顔を静かに見合っている。「……もしかして侑は、自分が失敗したら私たちに幻滅されるとでも思っているのかしら」 最初に口を開いた果林さんの言葉は少し怒気を含んでいた。「うーん、そう思われていたならさすがの彼方ちゃんもしょんぼりだなー」続いて彼方さんが戯けてみせる。「わたしは侑ちゃんと一緒にステージに立てるだけでとっても嬉しいよ。だからきっとそこに失敗なんてないよ、ね、果林ちゃん。彼方ちゃん」「うんうん、そうだよー」「もし失敗したとしても私たちがしっかりカバーしてあげるわ」優しく微笑むエマさんの言葉に彼方さんは強く頷き、果林さんはしっかりと自信を覗かせた。わくわくアニマル 朝香果林 コスプレ衣装そんな頼りになる三人の先輩に背中を押されて……「……はい。果林さん、彼方さん、エマさん、ありがとうございます」 私は三人へ感謝を送ると、屋上を駆け出した。
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