家族連れやカップルが、屋外のベンチや壁にもたれかかっている

 みんなシオリ / 柏崎 栞 コスプレ衣装とゆっくり過ごすには、普段と違う服装にならないといけない。気ままに歩くための格好。王女とばれないための服装。こっそり部屋に用意していた服に、ペコリーヌは手を伸ばした。「あの……どうでしょう、似合ってますか?」"似合ってるよ!"白を基調とした服に茶のコルセット。足を下まで隠したロングスカートが、動きに合わせて波立っていく。一部をのぞいて目立たなくなった服装に身を包み、ユウキの前で体を一回転してみせた。「でも、ちょっと胸のあたりがキツいんですよね……」"大丈夫?"ユウキが胸を見つめてくる。「えぇと……心配してくれるのは嬉しいです。ですが、そんな凝視してたら普通怒られちゃいますよ?」他の女の子のも見てたりするんでしょうか。少し注意しておきましょう。柔らかく諭しながら、後ろ手に持っていた帽子を被った。"その帽子は?"「はい、麦わら帽子っていうんですけど……。帽子のつばが広いので、顔を隠すのにちょうどいいかなと思いまして。……さ、新しい思い出を作りにいきましょう☆」ユウキの手を握って大きく振る。鼻歌を歌いながら、ペコリーヌはユウキと一緒に外へと駆けていった。「うーん……せっかくですし、いったことのないレストランにと思っていましたが……」レストランの前には多数の集まりができていた。家族連れやカップルが、屋外のベンチや壁にもたれかかっている。せっかくだからおしゃれなところにいってみよう。ペコリーヌがそう思って向かったのは、小高い丘に建つレストラン。ペコリーヌ ユースティアナ・フォン・アストライア コスプレ衣装窓ガラス越しに中をのぞく。ちょうどステーキを切る女性の動作が見えてきた。とりあえず入ってみようとユウキにうながされ、レストランの入り口をくぐっていく。すぐに漂ってきたのは食欲を誘われるクリーミーな香り。「なるほど、こうやって順番待ちするんですね」

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