この同好会に入って、みんなと一緒になれたことが本当に嬉しい

 「りなさん、覚醒後 南ことり コスプレ衣装なんかそわそわしてる?」「え?」「あ、それかすみんも思ってた。ちょーっと今日のりな子変だよね。さっきも塩対応だったし。」「...ごめん、そんな気はなかったんだけど。」「無意識ってことはやっぱりなんかあるんじゃん。話してごらんりな子。」「無理にとは言わないけど、何か手伝えることもあるかもかもしれないし、ね?」「ありがとう二人とも。...えっとね、今日は愛さんの誕生日だから、プレゼント以外にも、いつものお返しとしてなにかしてあげたいんだけど、いい案が浮かばなくて。」「なるほどー... でも、愛先輩って何をしても、りな子からのものだったら嬉しがると思うけどね。」「そうだよね。まぁ、だからこそ悩んでるんだと思うけど...。」「そう、だからこそ悩んじゃって。」「むむむ...あ!かすみん、いいアイデア思いついちゃった!」「...かすみさん、なんか悪い顔してる。どうせろくなことじゃないんでしょ。」「まぁまぁお二人とも、耳を貸して。ゴニョゴニョ...」「はぁ...そんなのりなさんがやるわけ「やる。」「...やるの!?」「確かに、愛さんにはそのくらいのことをやった方がいいのかもしれない。璃奈ちゃんボード、むん」「にっしっし そうこなくっちゃりな子。じゃあ、早速準備始めるよ!」「はぁ...上手くいくといいけど...」走る必要は無いのに、勝手に小走りになっていく。広い学校の正門をくぐり、一直線に部室棟に向かっていく。部活の助っ人として色んな部に友達はいるけど、今年から入った同好会のみんなは少し特別で。自分を表現するために頑張るみんなが大好きで。アタシと一緒に楽しんでくれるみんなが大好き!この同好会に入って、みんなと一緒になれたことが本当に嬉しい。覚醒後 矢澤にこ コスプレ衣装なんてちょっとはずいこと考えちゃうのも、誕生日だから仕方ないよね。ただそれとは別に、何か心にモヤがある。なんなのだろうか。小走りで上がった息を整える。...なんか少し緊張するかも。 でもまぁ、みんなとならどんなパーティーでも楽しくなるでしょ!そんな期待とともに部室の扉を開ける。「ちーっす!愛さんが、あい参上!なんつって!」ガラァ「「愛さん、誕生日おめでとう!!」」パンッ「わぁ!すごいクラッカー!」「ド○キで買ってきたんだ!すごいでしょ!」「すごい迫力だったよ!みんな、ありがとう!」

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