歩足を踏み入れたあたしは、殺気を感じ取り立ち止まってしまった

  満月の光Vtuber 天宮こころ コスプレ衣装を浴びてほのかに明るい浜辺の砦。一歩足を踏み入れたあたしは、殺気を感じ取り立ち止まってしまった。あー、クソッ。何なの、この感覚……。まるでナイフを首元に押し付けているかのような鋭い視線に、あたしは思わず後ずさってしまった。身にまとっていたジャケットが不気味な潮風にあおられ、赤髪がかすかになびく。あたしはジャケットを羽織りなおし、眼帯をつけた右目を押さえこんだ。今日は不思議と風が強いな。そう思いながら、あたしは髪をかきあげると赤い左目であたりを注意深く見渡した。ふと気付けば、首元の宝石があたしの胸元を仄かに青く灯していた。これは近くに敵がいるという警告。中に宿る炎の大きさや明るさで、敵との距離、数が分かる。あたしは早速宝石に手をかざしてみる。炎の大きさは小さく、灯っているのは一つだけ。つまり、あたしを中心にして半径50m以内に敵意がある何者かがひとり潜んでいるまである。あたしは短く溜息を吐くと、そっと宝石から手を離した。 姿は見えないが、宝石はずっと『何か』に反応している。それが陰から様子をうかがう衛兵なのか、それとも眠りを邪魔された小鳥なのか、あたしには分からない。けれど宝石は依然とあたしの胸元を照らし続けていた。……やっぱり近くに『何か』がいるんだワ。まさかこんな形でこれを使う事になるなんて……。いつ敵が現れてもいいように、あたしは腰に下げていた豪華な金の装飾が施されたフロントロック式の銃を取る。そして素早くフリズンを立てハンマーを引くと顎の横で構えた。どんな小さな風の動きにも意識を集中させ、闇の中の影を見るように目を見張る。「ひぃっ! だ、ホロライブ 戌神ころね コスプレ衣装誰ですか!? え、誰!?」何か影が動いた気がして、思わず情けない声を上げてしまった。けれどあたしの声に反応するモノはいない。再びあたしはこの広い中庭を見渡した。「い、一人前の海賊になったのよ、マリン。何も怖がることはないワ」 そう自分に言い聞かせる。

コメント