今日も事務所でみんなと収録があるのに。こんな格好じゃ恥ずかしいよ

 「あっつい…」Vtuber 月ノ美兎 コスプレ衣装事務所に向かう途中、炎天下の下で私は歩いていた。気温は30℃越え、日傘をこないだ事務所行ったときに忘れたから日差しを遮れるものがない。しかもこんな時に限って日焼け止めを塗るのを忘れてしまった。流石にこの時間じゃ日焼けしないと思うけど…「あっついのだけ何とかならないかなぁ…」早く事務所に言って冷房に当たりたい…翌日なんかひりひりするなぁ。やっぱりちょっと日焼けしちゃったのかなぁ。朝、目が覚めると、腕や足がひりひりする。腕を見てみると——「え?」綺麗な小麦色に焼けていた。「嘘でしょ?こんなにきれいに焼けるなんてことある?」何度見ても肌は小麦色だ。急いで立ち上がって鏡に向かう。「そこまで長く外にいたわけじゃないのに…」顔を含めて、服のなかったところは全部焼けていた。お腹の部分をめくってみても焼けている。どこもかしこも小麦色だ。「どうしよう…」今日も事務所でみんなと収録があるのに。こんな格好じゃ恥ずかしいよ…「お、おはようございまーす」なるべく音をたてず、バレないように事務所に入る…つもりだったのに。「あ、フブキおはよー。…あれ?」事務所に入ってすぐにまつりちゃんに見つかった。運が悪い。絶対からかわれるよぉ…「フブキすっごい日焼けしたね。痛くないの?」意外と普通の反応だ。「ちょっとヒリヒリしてるけど痛くはないかな」「ふーん…」何やら企んでる顔をしているまつりちゃんの横を通り抜けて…っ!?「ひぁあっ!?」背中をつぅっとなぞられた。くすぐったいやらちょっとヒリヒリするやらで変な声が出てしまった。「ちょっとまつりちゃん!?」「フブキはかわいいなぁ」「ぐぬぬ…!」私の訴えもどこ吹く風、にやにやした顔で受け流されてしまうこういう時は相手しないのが吉だ。収録がはじまればまつりちゃんもそっちに行くだろう。収録がひと段落して休憩時間になり、更衣室で水を飲んいでると、後ろからパシャというシャッター音が聞こえた。後ろを見るとまつりちゃんが両手を後ろに回してそっぽ向いている。「…何してるの?」「別に?何もしてないよ?」嘘だ。流石にこれにVTuber 愛園愛美 コスプレ衣装引っかかる間抜けはいない。「じゃあ後ろに隠している手は何?」「こ、これはその…」言い訳が思いつかなかったのか、まつりちゃんは吹けもしない口笛を吹き始めた。かすれた音が部屋に響く

コメント