「ふぅー、『ひマリー』、ゴー! 上原 ひまり コスプレ衣装
食べましたね」手ぬぐいで口元を拭いながら紗夜は満足げな顔で微笑んだ。「んっ……もう、ちょっと待ってくだ」「ああ、すいません。早く食べ過ぎましたね。美竹さんは私のことには構わずにゆっくり食べてくださいね」半分以上残っていたパスタを一気に口に入れて口の中でもごもごしていた蘭の言葉を先回りをして紗夜は答えて立ち上がる。「少しお手洗いに行ってきます」そう言い残して紗夜は歩いて行った。背中に千枚通しでも貫いているのか、ピンと張った背筋に歩く度に踊る小ぶりなヒップが。「って阿呆が!」自分の視線のいやらしさに気付いた蘭は口の中のパスタを飛ばさんばかりに声を上げた。幸い遠くに行っていた紗夜には気付かれなかったが通りかかったウエイトレスさんは驚いた表情でこちらを見つめた。「あ……なんでもないです」動揺した蘭の言葉にウエイトレスは何も言わずに笑みを返してその場から去った。「あー、もう」笑顔を残して去ったウエイトレスを見送って蘭は羞恥と高揚で真っ赤になった顔を埋める。最近の私は、本当に酷い。紗夜さんと会ってギターに向かう一心不乱な姿に惹かれて恋だと断定するまでの自分はまだ正常だったと思う。だが一度、恋だと認識してしまえばそこからの行動は酷いとしか言い様がなかった。あの優しげで有りながらどこか暗さと堅さのある瞳に見つめられれば硬直してしまい、話す言葉を一つたりとも漏らそうとはしないようにすれば聞き入りすぎて会話が続かなくなる。挙げ句の果てには、紗夜さんを見て欲情してしまう自分がいる。純朴を絵に描いた蘭であってもそういう知識はある。というか、蘭が恋心を自覚して恋人同士のお付き合いを調べるうちに大人な部分に触れてしまった。未だにこの欲情しているPhotograph 市ヶ谷有咲 コスプレ衣装自分を汚らわしく思うし、その感情を紗夜さんに向けてしまうことに死にたくなるほどの罪悪感を抱えている。そうでなくても紗夜さんには講師代として様々なお礼を貰っている身としてはこれ以上の罪悪感を膨らましたくはないが。
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