彼女、宝鐘マリンは死ぬには早すぎたと思う

  何時VTuber 全員 コスプレ衣装画像3: 激安!! バーチャルYouTuber VTuber 全員 コスプレ衣装 (3)バーチャルYouTuber VTuber 全員 コスプレ衣装の日だってどんな時だって旅行はいいものだ、特に好きな人との船旅なんていうのは何時の世だって楽しい。これは私の最後の旅行、眠らない私と眠れなくなった彼女の最後の旅行。自発的以外に死ぬ事の出来ない私が言うのもなんだけれど、彼女、宝鐘マリンは死ぬには早すぎたと思う。享年何歳だっけ、少なくとも九十歳とかには届かなかった記憶がある。人間の寿命が短い事なんてわかっていたのに、私はじょじょに老いていく彼女の時の早さを理解しきれていなかった。ホロライブを卒業してから私と彼女は同棲を始め、それからの時が経つのは本当に、本当に早かった。私たち三期生はホロライブを卒業した後も卒業していない後輩や先輩たちとコラボして遊んだり、それとは別に二~三年位ごとに全員で集まって出かけたり遊んだりした。マリンが死んでそろそろ一年が経つ。「るしあー 起きる時間ですよー」マリンの声がする。マリンが死ぬ少し前からは時間ももったいないしそんな生活を送らなくてもいいかと思って、眠る振りをする事もなくなっていたけれど、マリンが死んでからは寧ろその眠る振りをするようになった。と言っても眠るのはマリンが居ない朝の間で、眠るといっても私は眠れないから横になって眼を瞑り昔の記憶に没頭しているだけだけれど。今となっては昔になった皆と私が元気に笑って配信をしていた、私にとってのホロライブ全盛期の記憶。私の記憶は薄れる事も消える事もないからひたすらに過去に没頭できて、過去の全ての記憶を見るには私が生きてきた時間と同じ数だけの時間が必要だからこの後日談のような生の暇潰しにはちょうど良かった。マリンが死んで暫くの間、私はアイドルとして笑っていたマリンの記憶にばかり潜っていた。元気に笑って歌う彼女や、彼女が抱きしめてくれたぬくもりの全てに私は浸かりながら懐かしむ、アイドル時代はあんなにも浮気者に思えていた彼女もホロライブ 雪花ラミィ コスプレ衣装二人で暮らすようになってからは本当によく私だけを見てくれた。アイドルを辞めてから二人で色んな事をしたけど、面白そうだったお仕事をしてみたり卒業した人たちを誘って配信者としてやり直してみたり船を買って海賊の真似事をしてみたり、どんな事もマリンとならとても楽しかった。そんな旅行の最後の日々を私は過ごしている。

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