遥が読書をして待っていると、再びみのりの声が聞こえてくる

 「うぅ~、プロセカ 草薙寧々 コスプレ衣装そうだけど、無理なものは無理だよぉ~。それに遥ちゃんにこの格好見られて恥ずかしいし」「えっ? それはどうして?」「だってかわいくないって思われていたら嫌だなって」普段見慣れないカフェの制服姿で、顔を真っ赤に染めながら眦には涙を溜めながらいじらしいことを言うみのりの姿に、遥の心臓は鷲掴みにされてしまう。(私の恋人がかわいすぎる!)いますぐにでも抱きしめて、キスしたい衝動にかられてしまうが、なんとか理性をかき集めて我慢する。「大丈夫だよ、みのり。みのりはちゃんとかわいいよ。このままお持ち帰りしたいぐらいには」そんな遥の言葉を聞いたみのりは、さらに顔を真っ赤に染めていて、それこそ顔から湯気が出そうなぐらいだった。そんなみのりの反応がかわいくて、遥はさらにみのりのことをからかいたくなってしまうが、からかう前に待ったがかかった。「お客さま~、従業員をナンパするのはおやめくださ~い」そう言って近寄って来たのは、顔をにやにやとした咲希だった。その咲希の顔を見て、遥はまたやってしまったと反省する。「みのりちゃんは、いまはあわあわしてるから、アタシが注文を取るね。それではるかちゃん、ご注文は?」咲希に促され、遥は注文する物を告げていく。「かしこまりました。少々お待ちくださいね。ほら、行こうみのりちゃん」「うっうん。それじゃあ、遥ちゃん少し待っててね」ちょっと回復したみのりはまだ顔を赤くしながらもそう告げると、厨房に戻っていく。その際に小さく手を振ってくれる。そんなみのりのしぐさに、遥は再び破顔させるのだった。「おっお待たせいたしました!」遥が読書をして待っていると、再びみのりの声が聞こえてくる。本にしおりを挟んでから顔を上げると、みのりが商品を持って立っていた。「えっと、こちらが紅茶とケーキセット。それとシュークリームになります」みのりはテキパキと遥のテーブルに商品を配膳していく。プロセカ 天馬司 コスプレ衣装そんな中で遥は、その商品の中に注文していない商品が混ざっていることに気が付いた。「みのり、そのペンギンさんは?」みのりにそう尋ねながら、遥の視線はそのペンギンに釘付けだった。「わたしからいつも頑張っている遥ちゃんにサービスだよ! 実はこれ、このお店の新メニューを考える時に、わたしが提案したんだ」「みのりが?」「うん! たまにはバイトの意見も取り入れたいって話になってね。それで何か案を考えることになったんだ。それでね、最近は遥ちゃんもよくここに来てくれるから、遥ちゃんが喜んでくれるものを作りたかったんだ。それでね、わたしが提案したのが動物さんの絵が描いてあるアイシングクッキーだったんだ。採用された時は嬉しかったなぁ~」


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