あるいは、妹やその幼馴染たちの先輩

 「……プロセカ 神代類 コスプレ衣装どうしてこうなった」朝日の差し込むホテルの寝室、出張公演が千秋楽を迎えた日の翌朝、天馬司は頭を抱えていた。頭を抱える他なかった。まさか自分がこんなことになるとは。たしかにこうした話が取りざたされるスターもいることにはいる。だがそれはどちらかといえば影の側面だ。

スターになるための必須条件ではないし、もちろんそうしなければスターになれないわけでもない。そもそもそういうことは愛し合う二人が行うものであって、快楽目的にいたずらに行ってはいけないものなのだ。である以上、自分の昨夜の行いはスターたるものとして最悪の行いと言ってもいい。本当に、司の理想とするスターには後ろめたいことはあってはいけないというのに、どうして昨日の自分は断り切れなかったというのだろうか？ そういう誘いは今までにもあったはずなのに。わからない。司は自分が自分でわからなかった。それはまるで、すぐ隣で自分と同じように寝ている彼女のように。「……朝比奈まふゆ、か」昨日、夜を共に過ごした女のことを思い浮かべる。ワンダーランズ×ショウタイムの仲間である鳳えむの先輩。あるいは、妹やその幼馴染たちの先輩。精巧な人形よりも人間味の無い、張り付けられた表情が印象的な女。だからこそ、彼女はあそこまで美しいのかもしれない。……例えば、快楽に喘いでいる時ですら。「なにを考えているんだ、オレは……」どうやらまだ昨夜の衝撃が抜けきっていないらしい。清らかな身には如何せん刺激が強すぎたようだ。どうにもピンク色のもやがかかったようで思考にノイズが走る。ヤってしまった責任は取らざるを得ないだろうが、プロセカ 暁山瑞希 コスプレ衣装それとこれとは話が別だ。思い返すようなことではないだろう。　素肌に纏わりつく布団の感触は意外と心地よく、裸族、というものの気持ちが少しわかる。とはいえ自分はスターである以上、常に恥ずかしくない装いを心掛けねばならない。いや、しかし裸で起きだして裸体に朝日を浴びながらコーヒーを飲む姿もスターらしいのではなかろうか？ 少し検討してみてもいいのかもしれない。司の頭は現実逃避をし始めていた。されど現実というものは非常である。「……天馬、くん」「…………朝比奈、起きたのか」　先ほどまで穏やかに眠っていた昨晩のお相手、朝比奈まふゆが起きてしまったのだ。余所行きの笑顔も浮かべず、能面のような無表情の彼女は大分素が出ているようだ。もしかしたら自分と同じように起き抜けで頭が働いていないのかもしれない。少なくとも、率先してはこういった素顔を彼女は司に見せなかった。そもそも彼女が『いい子』を演じているというのも、かつて奏がえむに対してまふゆの事情を説明した際、どういうわけか自分も付き添いとして聞かされたから知っているだけで、天馬司だけの人生のなかではきっとまふゆの事情なんて知ることもなかったであろう。それもそれで、笑顔になれていない人を見逃していたというわけで、悔しいものがあるのだが、今は知っているのだから問題はない。もしもの話には夢はあるが、夢は夢であって現実ではないのだから。