朝起きてバーチャルアイドル 星街すいせい コスプレ衣装やることといえば、まずは身だしなみを整えること。それから『おはよう』と呟くことだ。でも今日は少しだけリアルな画像をぱしゃり。顔は隠して体とチョコを写して投稿する。『おはよう、みんな。今日はバレンタイン。ボクもチョコ作ってみたよ』さて、反応は後で確認するとして、まずは学校に行かなきゃ。こうしてボクはみんなが待つ外へと出た。「おはようございまーす」「おはよ~」「今日バレンタインだよね。誰にあげるの?」「硬貨チョコ買ったからそれ配るわ」「マジ? じゃあうちは石チョコにしとこ」周りではそんな話がちらほらと漏れ聞こえてくる。みんな楽しそうだなぁ。「そりゃあいつらには大事な時期だからなぁ」「ふふ。でも輝いて見えるよね」「バレンタインになるとみんなキラキラしていてかわいい」「そんなことより寒い」「ねーむーいー」一緒に登校する五人の鬼たちはみんな自由だ。バレンタインに興味津々なのは茨木童子と熊童子でそれ以外のメンバーは全く興味がなさそうに見える。「そんなに浮かれるようなことかなぁ?」「暮葉にゃわかんねーよ。そーいや朝呟いてただろ?」「あ、うん。見た?」「おう。わざわざ妖狐の姿で撮ったのな」「うん、着替えた後だったからね」撮影したときの姿はモコモコのポンチョみたいなのを着ていたので、素手と素足くらいは見えていたかもしれない。「尻尾丸見えだったからお前のファン、めっちゃ喜んでたぞ?」「えっ、そうなの!?」「おうよ。リアルケモミミ少女とかな」「あぁ見た見た。一般じゃまだ妖種のリアルな姿見たことない人が多いからね」「結構拡散されてるみたいよ? 確認してないの?」6期生 博衣こより コスプレ衣装「ん~? げげ。もう一万超えて拡散されてる!?」みんなに言われてスマホを確認してみると、拡散といいねはすでに一万を超えていた。普段は通知を切ってるから全然わからなかったよ。「しっかり確認しとけよな? バズりついでに何か言っておけばよかったのに」「う~ん。面倒だからいいよ~」 今朝は朝からいろんなことが起きていて大変だった。
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