汁物にワカメを入れがちだけど、好きな物だから仕方ない

 ｢さて、虹ヶ咲 優木 せつ菜 コスプレ衣装そろそろ行くね｣最初に挨拶してくれた子は｢にゃ｣と小さく鳴いた。それが返事かどうかはわからないけど、きっとそうだとまた都合良く考えて走り出す。来た時よりも生活音が聞こえ始めた。内浦が本格的に目を覚まし始めたみたい。｢果南、今日も早いな｣｢おはよう。今日は一段と寒くなったわね｣帰り道の方が走るペースが遅いのはこうして声を掛けてくれる人達が多くなってくるから。けど、こんな朝が私の日常。そうして日課のランニングを終えて帰宅してシャワーを浴びたら朝食の準備。仕事柄、体力を使うから朝は絶対。汁物にワカメを入れがちだけど、好きな物だから仕方ない。しっかりとエネルギーを入れた所で出勤。海外での勉強を終えてそのまま実家に戻る事も考えたけれど、自立する為という訳じゃ無いけど家を出て本土の方に一人暮らしを始めた。と言っても本当に近くだからあまり意味無い気がする。それにいつかはあっちに戻って本格的に家業を継ごうと思っている。そうして朝一番の便で淡島へと渡り、機材のメンテナンスの準備。ただ、この時期は繁忙期に比べたら落ち着いている。ダイビングは夏という認識が多いのと夏休みという時期も重なり、実際夏にダイビングに来る人が多い。それこそ未経験からダイビング歴が長い人と幅が広い。一方冬はダイビング経験者ばかり。冬場の寒い時期に未経験が来る事はほとんどない。勝手知ったる方々が多いけれど、やっぱり海という自然へと入っていくのはいつだって危険。だから念入りのチェックは夏だろうと冬だろうと変わりは無い。ただ、冬だけの特別な仕事もあったりする。「あったまるー」「ココア美味しい」「前に飲んだジンジャーのやつも美味しかったな」「体温まりそう」　朝一番の御一行様が帰ってきて機材を下ろして身軽になった時にウチから出されたのは温かいココアやコーヒー。冬場はこうして冷えた体を虹ヶ咲 近江 彼方 コスプレ衣装温めてもらおうと温かい飲み物を用意している。「生姜シロップが今少なくて。次回用意しておきますね」「お気になさらず！　そんなつもりじゃ」「自分でも飲みますから。それより今日はどうでした？」そんなお客さんとのやり取りをしつつ、今日のダイビングの感想を聞くのも楽しみ。ここにいる人達も海が好きな人達だからどうしても会話が弾む。