もぅ!待ってってば!香澄ー!

 「……なんてね。友へ贈る花束 湊友希那 コス衣装あっ、そうだ。ねぇ香澄。今日もコンビニ寄ってかない?」「へっ!?あ、うん!いいね!わたしもお腹すいてきちゃった!早く行こっ!」「ええっ!?走るの!?待ってよ香澄っ!置いてかないで!」「競争だよ!負けたらおごりねっ!ダーッシュ!」「もー!!」まるで私を振り払うかのように、香澄が飛行機みたいに腕を広げて走り出す。ぎゅーんと走る背中に向けて、私も声を放りながら追いかけた。私の前を行くその背中は大きくて、それでいてちゃんと手の届く距離。ねぇ、香澄。気付いてる?ホントは何も用事なんてないのに、少しでも一緒にいたいから寄り道しようなんて誘ってること。どうしようもなく情けない私は、そんなことを言わないといけないほど香澄と一緒にいる理由が欲しくなってしまっていること。「さーやー!早くー!」「もぅ!待ってってば!香澄ー!」コンビニの前で手を振ってくれている香澄に追い付くと、笑いながら並んで入る。あったかそうなホットスナックコーナーへ行くと2人しゃがんでケースを覗いた。「ね。さーやはどれにする?」「うーん……香澄は決まった?」「えっとねー、これっ!今日はピザまんにする!」「じゃあ私はこれかな」どれを買うか決まったら、一緒にレジへと進む。わたしとピアノ 白金 燐子 コス衣装その時にはどっちが払うか勝負してたことなんて忘れていて、香澄が「ちょうど小銭あるからいーよー」と言うから任せちゃっていた。「はい、さーや」「ん。ありがと。それじゃ香澄」コンビニの外に出て、香澄から肉まんを渡されるとそれを半分にちぎって香澄へと渡す。すると香澄も自分のピザまんを半分に割って私に差し出してきた。「ありがとさーや。わたしのあげるね」「うん。じゃあ、いただきます」

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