妹の友達に恋心抱くような奴じゃねぇのはお前が1番知ってんだろ

 「お兄VTuber 神楽めあ コスプレ衣装ちゃ〜んまつりお腹減ったー!」この耳をつんざくような声を発するのは俺の妹であるまつり。「俺は減ってない…おやすみ」「寝るなー!!まつりにご飯作れ!」「…ていうか今何時だと思ってんの?」「朝の6時!」朝の6時、もう一度言おう朝の6時なのだ、朝の6時なんか世のお母さん達がお弁当作ってる時間だぞ。「なんで今日はそんな朝早いんだよ…いつももう少し遅いだろ…」「だって今日お休みの日だよ!?お兄ちゃん寝ちゃうじゃん!」「いいかまつり?休日とは疲れきった体に休みを与える大事な日なんだよ、つまり俺はまつりと遊んでやるために今は寝ている、分かったな?ということでおやすみ」「いやダメだよ?!今までそれで何回騙されてきたのさ!!」チッだめだったか、流石に6回目は通じねぇか…「はぁ…分かったから上に乗るのやめてくれ…」「そんな…まつりで興奮するなんて…///」「…おやすみ」「ごめんってばー!だから寝ないでー!」ったく…どこからそんな知識を得たんだよ…「あれ?まつりのグッズじゃん!買ってくれたの?!」「あ?そりゃぁ買うだろ」「もうお兄ちゃんったらシスコンだね〜」「世界一可愛い妹を好きになれねぇバカ兄がどこに居んだよ、買うに決まってるだろ」「へぁ?!////」?なんで赤くなってんだ?至極真っ当なことを言ったまでだが?「ていうかお前も俺の写真隠し持ってんのバレてんぞ」「えぇ?!なんで?!」「いやお前スマホの待ち受け俺じゃねぇかよ、もはや隠す気もねぇじゃねぇか」「だってかっこいいんだもん!フブキにだって取られそうで…」「フブキちゃんはお前のホロライブ 博衣こより コスプレ衣装友達だろ?妹の友達に恋心抱くような奴じゃねぇのはお前が1番知ってんだろ」「それはそうだけど…」「はぁ…ん…」「ふぇ?!////」俺は少し俯くまつりの視線に合わせておでこにキスをした。「こんなことするのはお前しかいねぇよ、おら飯食うんだろ?さっさと行くぞ」「ち、ちょっと待ってー!…ほんとずるいんだから…///」

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