まつりちゃん・・いつも通りで安心した

 パチッVTuber Hiiro コスプレ衣装と小さな破裂音に目を覚ます。夕方の少し冷たい空気が寝室を満たしていて、私は寒いなと思いながら辺りを見渡してフブキが居ない事に気づいた。フブキは何で居ないんだろう。今日は昼間に図書館に行って軽く市街地探索なんかもして、それでそうだこの後お祭りに行くんだ。多分フブキは今お祭りに行く準備かなんかをしてくれているんだろう。ぐぃーっと伸びをしてからあくびを一つ、未だ眠ったままの頭を何とか起こしに顔を洗いに行く。「んー くわぁ・・・」起きた時にフブキが傍にいなかったのは寂しかったけど、果たしてフブキはいったい何の準備をしているんだろう。もしかしたら私の為に浴衣とか着てくれるんだろうか。フブキの浴衣なんてキレのいい右ストレートか、良い角度のボディブローと同等の破壊力だ。もしそうだったらと思うと寝ぼけた頭もしゃっきりしてくる。けれども、そうだった場合私も浴衣を着た方がデートっぽくて良さそうだ。本当ならフブキと合わせてみたりもしたかったけど、悲しい事に今の私は流石に浴衣なんて持っていないし。等と考えながら洗面所から出ると、ちょうど私たちの部屋へ向かっているフブキと鉢合わせた。「フブキ」「まつりちゃん おはよ」ふわりと甘い香水?の匂いがして、私の視界の中しゃらしゃらと綺麗な浴衣を着たフブキが微笑んでいた。あまりの可愛さに意識が遠くなりかけるのを何とか堪えて、浴衣を着てくれているフブキに目を向ける。いきなり全身ホロライブ 兎田ぺこら コスプレ衣装を嘗め回すように見てしまったからか、フブキは照れたような訝しんだような表情をして私を見ていた。手で少しだけ顔を隠すような仕草とその表情が見事に調和して、元々可愛いのに今のフブキはあまりに可愛すぎた。噴きかけた鼻血を抑えて無言のままフブキにグッジョブした。「まつりちゃん・・いつも通りで安心した」「これに関しては可愛すぎるフブキが悪い」可愛すぎるフブキを抱きしめて撫でまわそうとすると折角セットしたのが崩れると叱られ、しょんぼりとうなだれる暇もなくフブキが私の手を引いた。私は私たちの部屋まで連れていかれて、なんだなんだと思う間に優しくベッドに座らされる。私がどういう事?とフブキを見れば、めっちゃいい笑顔のフブキがそこに居た。

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