禄泉全然学校来ないからだヨ、もっと真面目になりなさイ

 「はぁあああんスタ 天城燐音 コスプレ衣装!?」「うるさい野良猫」「うるさくもなるわ! 言ってよ、そういう大事なことはさぁ!」「だから今言ったでショ」「やる前!」この2年A組では今、2つの騒ぎが起きている。1つは私と夏目、もう1つは『Trickstar』の3人が【桜フェス】とお花見がどうとか。いや、今は【桜フェス】はどうでもいいのだ。「紹介するとは言われてたけど、まさか『ユニット』まで作ってるとは思わないじゃん!? しかも青葉センパイまで入れて!」「結構なひとがもう知ってる筈だけド。禄泉全然学校来ないからだヨ、もっと真面目になりなさイ」「あんたにだけは言われたくない」毎年お花見の時期になると開催される特殊なドリフェス、【桜フェス】。全校から選ばれたたった1つの『ユニット』が花見客のためにライブを催すそのドリフェスについて、出演する『ユニット』である『Trickstar』の3人に話をしにA組に顔を出したら、なんと珍しく夏目がいた。【DDD】やらなんやらで近頃忙しかったから最近あんまり話してないなと思って、用事を済ませた後話しかけたのだ。そうしたら、夏目が作った『ユニット』であるSwitch』のお披露目のB1を近々開催するから手伝えと言われた。手伝うこと自体は、別に良い。問題は、『ユニット』を作ることについて何も言われていなかったこと。「超ショックなんですけど。『ユニット』作ることに関して何も言ってくれないくらいの仲なの、私たち? ねぇねぇ夏目〜」「鬱陶しイ、ウザ絡みするナ。それに関しては少しは申し訳なく思ってるヨ、あんスタ 紫之創 コスプレ衣装でも禄泉ほんとに学校来ないかラ。【DDD】が終わってから今日までデ、一体何日学校来タ?」「う~んと……今日で3日目!」「一体いつ【DDD】が終わったと思ってるのサ」だって、霊感が湧きまくって大変だったのだ。それが収まって余韻が消えたら、今度は『あの事件』についてぐるぐる考えてしまって、中々来る勇気も湧かなかった。顔を合わせたら、冷静でいられる自信がない。

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