混沌6期生 沙花叉クロヱ コスプレ衣装とした街の秩序を守る都市警備部隊。その部隊の一員であるローレン・イロアスは今日も今日とて街を守りきり、ようやく自分の時間を得るのであった。さて、ここから急な呼び出しがない限りはこの疲弊し切った体を休める時間に使えるのだが。何か急ぎの連絡は来てないだろうかとスマホを確認してみる。そこでようやく相棒であるアクシア・クローネからのチャットに気づいたのだった。おつかれ!もし良かったらなんやけど、仕事終わったら俺ん家来ん?何とも急な連絡である。しかし、日頃なんの前触れもなく飛び込んでくる任務によって約束ができないローレンたちにとってはこんな事は日常茶飯事であった。どの道このまま帰っても寝る以外に特に予定はない上に明日は久々の休みである。ローレンは再びスマホを持ち直すと「今から行く」と簡単に返事をして、自分の家に向かいかけてた足を相棒の家に向けたのであった。2月も半ばに差し掛かり、冬の名残はまだまだあるもののこれ以上寒くなることはないだろう。空を仰げば満天の星が輝いている。きっとこんなにも星が綺麗に見えるのは冬の澄んだ空気だけでなく、ほとんどの店が閉まっている時間というのも大きいだろう。それとも、相棒が無事に遠征から帰ってきたという安堵する気持ちがこんなにも星を美しく見せているのだろうか。チャットだけで安心するには早いかもしれないが、家に来いという事は大きな怪我はなかったのだろう。遠征の度にヒヤヒヤしていたのではこちらの寿命がもちそうにないがどうしてもこれは慣れないものである。早く自分を安心させたいのか、それともやっと帰ってきた相棒に会うのが楽しみなのかはわからなかったが相棒の家へと向かう足は自然と速くなっていた。アクシアの家に着き、インターホンを鳴らす。軽快な音がしたかと思うと少し間があって、中からトタトタと小気味の良い音が近づいてくるのがわかった。やがて開けられた扉から顔を覗かせたアクシアはいつもの笑顔で、いや少し疲れているようにも見えるが「いらっしゃい!」と明るく迎えてくれた。そんな相棒の顔を見て無事に自分の元へ帰ってバーチャルアイドル 星街すいせい コスプレ衣装きた事をやっと実感し、心底安堵したのは秘密にしておこう。ローレンよりもずっと前に帰ってきてたのであろう。すっかり暖められた部屋は冷えきった体を瞬く間に溶かしてしまうようだった。上着のコートをハンガーにかけてソファに座るという手馴れた一連の動作はローレンがこの家に幾度となく通っている事の証拠だろう。ソファでくつろいでいると、2人分のマグカップを手にアクシアが隣に座った。差し出されたマグカップからは甘いチョコレートの香りが鼻腔をくすぐり、カップの中では2つのマシュマロがぷかぷかと浮かんでいた。1口含んでみると疲れきった体に優しい甘さが染みていくのがわかった。
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