本部で不仲と謳われるくらいには連携も仲もあったようなものではなかったから

 AVAバーチャル 健屋 花那 コスプレ衣装 ―――それはある日、突如として日本を襲った謎のパンデミック現象への対策として結成された防衛チーム『対凶獣結―AntiViolencebeastAssociation』の略称である。そしてすいせいとトワ、その他にもう一人のメンバーで組まれている部隊が、AVAの中でも精鋭の組、奈良支部戦闘組である。そんな奈良支部に降りてきたのが吉野の開拓な訳だが、今日はその森林部の確認のためにバンを走らせている。吉野には森を縫って作られた住居区があるのだが、そこでは避難してきた人々が凶獣から身を隠している。そういう対凶獣シェルターが色々なところで展開されているのだが、それが可能なのも各地でAVAが動いているからである。｢あの一件で何人が行方不明になったんだろうね｣口無沙汰になったすいせいが口を開く。ほぼ接点のなかった二人がいきなりペアを組まされてから早半年が経とうとしているが、初期に比べてすいせいがトワに語りかけることが増えていった。バーチャル 不破 湊 コスプレ衣装それでもまだ寡黙というか、相変わらず自分の興味のあることしか頭にないような顔は変わらないが、最初期よりは良い進歩である。本部で不仲と謳われるくらいには連携も仲もあったようなものではなかったから。｢まだ何千といるだろうね。その内、もう何人が奴らに食われたか......想像もしたくないけど｣