家でバーチャル FANTASIA コスプレ衣装の出来事を振り返り終えると、僕は少し心踊らせながら事務所へ向かって足を進める。スバルちゃんの電話越しの楽しそうな様子を考えると、恐らく何かをしてくれるのだろう。それを思うと、不思議と嬉しくなる。これまでソロライブの事で色々と忙しかった手前、スバルちゃんを始め、日常でメンバーと絡む事が少なかった。僕自身も忙しさにかまけて他の事を気にする余裕がなかったのもあり、今回お誘いを貰えた事は嬉しかった。そして僕が気分良く歩いていると、いつの間にか事務所のあるビルが目と鼻の先にあった。どうやら考え事をしていたらいつの間にか目的地に到着したようだ。「スバルちゃんに連絡しとこうかな。着いたよ~って」僕はスマホを鞄から取り出すと、スイスイと文字を打ち込んでスバルちゃんに『着いた』と一報を入れる。そしてスマホを再び鞄にしまうと、事務所へと目を向けた。「さて、蛇が出るか鬼が出るか……ってそんな恐ろしい物は待ってないか」僕は意気揚々と事務所へ足を進めつつ、自分で自分にツッコミを入れる。きっと何かが待ち受けているのは確実だが、そこまで身構える必要も無いと思った。だって待っているのは見知った仲の良い仲間なのだから。そして僕はビルに入ると、いつもの事務所の部屋へ向かう。どこで待ってるか具体的な事は言われてないが、こういう時は大抵使い慣れた部屋にいるものだ。そして僕はいつもの部屋の前に着くと、その扉の取っ手に手をかけて扉を開ける。「おはようございま~……」バーチャル ヴィオレタ コスプレ衣装「「「おかゆ~!おめでとう~!」」」「うわぁ!?なになに!?」挨拶をしながら部屋に入った瞬間、パァン!という破裂音と共に僕に向かって多数の紙吹雪が舞い上がった。それと同時に複数の声が僕の名前を呼んだのが聞こえた。いきなりの事で訳が分からずに僕が目を丸くしていると、舞い落ちる紙吹雪の中から一人の人影が寄って来た。
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