荒々しくも美しくその命を刈り取る

 「収穫無し、ホロライブ 犬山たまき コスプレ衣装


かぁ…」「いや、アレはちょっとぼたんちゃん短気過ぎる…」「え?」「いや何でもないよ!…あはは」更に上階を目指すあたしとすいちゃん。なんだけど…。うーん、心做しか距離が遠くなった。物理的にも心理的にも。「…なんかしたっけ?」「ぼたんちゃん」どうやら考え事は一旦終わりらしい。「はいよ。んじゃ、後よろしく」それにすいちゃんが頷いた瞬間、構えた銃を取り敢えず発砲。驚いた男達がこちらを見るが、残念少し遅い。何故なら既に”狂星”の射程圏内であるから。脱兎の如く飛び出したソレは、一切の慈悲無く獲物を狩る。荒々しくも美しくその命を刈り取る。気付けば死体の山が築かれ、階のリーダーが拘束されていた。「やっほー、すいちゃんだよ。今から言う質問に答えてね?」「な…なに、を」「問答無用でーす。答えないなら君が死ぬだけ、おっけー?」(あたしの出る幕は無さそうだな)にしても凄い身のこなしだったな。やっている事は野蛮その物なのに、一種の優雅さすら感じる程に。何よりも人を殺す瞬間のあの目。正直めちゃくちゃ綺麗だと思ってしまった。魅入られたとでも言えばいいのか。いや、普段からキラキラしてて綺麗なんだけどね。飛び抜けて綺麗と言うか、一層輝いていたと言うか……(って、誰に何の弁明してるんだあたしは)「へいぼたんちゃーん。終わったよー?」「…ん、あぁ。了解」その背後を見るに、どうやら尋問は失敗したらしい。首と胴体が泣き別れた死体がそこにはあった。「いやぁ難しいね尋問って」「まぁね。言うてあたしも得意じゃないかな」「…ダロウネ」6期生 沙花叉クロヱ コスプレ衣装「だっははは!どしたん、さっきから!」あんまりにもぎこちない態度に思わず吹き出す。本当に普段から殺し合って来た人物と同じ人物なのかと思う程に。「イ、イヤァ。ナンデモナイヨ。ウン」「ふっふ…変なすいちゃん。あーいや、元からか」「おいそれは聞き捨てならないなぁ?」談笑しながら階段を登る。でもまぁ、これがすいちゃんの素なのかもしれない。だとしたら可愛いもんだ。こんなにも表情豊かなんだから。…あたしとは違う。「ぼたんちゃんってさぁ」

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