大きなクルーズターミナルから船が汽笛を鳴らして出航しようとしていた

 九月九日。結ヶ丘 唐可可 コスプレ衣装まだ夏の日差しが残っていて、枯れた向日葵が家の周りに咲き誇っている。お台場の空には透き通るような青が広がっていた。私は青海北ふ頭公園に来て海を眺めていた。波が岩壁を打ち付ける音と、りんかい線とは異なるゆりかもめの走行音が交差する。視界を海に移すと、どうやら有名らしい南極の船と船の形を模した建物が見える。船について学ぶことができる場所だが、何故かずっと休館している。最後に行ったのは、小学生の時に歩夢と一緒に校外学習に参加した時だと思う。ふと、大きなクルーズターミナルから船が汽笛を鳴らして出航しようとしていた。あの船は一体どこに向かうのか、私には全く見当がつかなかった。歩夢が海外に行くことを知ったのは、出発する二週間前のことだった。「日本のスクールアイドルの素晴らしさを、もっと広めたいの」高校時代にロンドンに二週間留学した歩夢は、スクールアイドルがまだまだ日本独自の文化で、海外では人気が薄いことを知った。そのことを悲しく思った歩夢は、エマちゃんやミアちゃん、ランジュちゃんに協力してもらって国際系の大学に進学した。当時の歩夢は本当に張り切っていた。大学の成績も優秀で、スクールアイドル時代の交流を活かして海外に友達を増やしたりと、まさに順風満帆の大学生活を過ごしていた。結ヶ丘 平安名すみれ コスプレ衣装 その中で、友達の一人が歩夢をホームステイに誘ってくれたらしい。大学の留学プログラムを利用しつつ、しばらく海外に滞在する事になったようだ。