「あ、あのっ! わ、私と一緒に……〇×ってカフェに来てくれませんか!?」
とある休日、1人の女の子に声を掛けられた。

学園生ではなさそうだ。
人目の少ない並木道。今、周りには誰もいない。
俺へ向けたお誘いなのは確実だろう。
しかし……。
「うーむ……」
できれば行ってあげたい気持ちもあるが、俺にも予定がある。
突然のお誘いには、申し訳ないが応えられない。
とは言え、スパッと断る気になれないのは――――彼女が、何か困った顔をしているからだろうか。
そうであれば、何も聞かず見過ごすことはできない。
まずは、事情を聞くべきだろうか。
「まずは、お誘いありがとう。1つ聞きたいんだけど、いいかな?」
「あ、は、はいっ……!」
「その……何故、俺を誘ってくれたんだい?」水着 マルゼンスキー コスプレ衣装
「そ、それは、その……優しそうなヒトだなーって、思って……アナタなら、きっと――――」
「――――『助けてくれそうだと思った』?」
「! ……は、はい……」
「……聞かせてくれるかい? 君の悩み事」
俺が促すと、彼女は少し恥ずかしそうにしながら答えた。
「そ、その…………迷子になっちゃって」
「迷子? それは大変だね」
「はい…………さっき言ったカフェで友達と待ち合わせをしているので、そこまで行ければなんとかなるんですが……」
「なるほど。じゃあ、少しスマホを貸してくれるかい?」
「え? あ、どうぞ……」
彼女のスマホを借りて、地図アプリを開く。
カフェの名前で検索すれば、簡単に経路が出た。
「はい、これ見て。ここの道を真っすぐ進んで、この交差点を左に曲がる。それで――――――あと、ここは分岐になっているけど、こっちの道を進んだ方が、少しだけ早く着くよ」
「あっ、本当だ……こんな抜け道あったんだ……」ウマ娘 アグネスタキオン コスプレ衣装
「ん?」
「へっ!? あっ、いやっ……わ、私実は、地図とかも見るの苦手でぇ……!」
「あぁ。それで、一緒に来て欲しいと。ふむ……」
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