少女は笑った。それからずっと少女は私の側にいるようになった。Rose Cage 東雲絵名 コスプレ衣装

名前を聞いた時、少女はカナデと名乗った。私はカナデにいくつか気になったことを質問してみた。
どうして今いきなりその姿で現れたのか?
まふゆが一人になったから
他の人に姿は見えるのか?
見えない。実体化していても加護を与えていない人間には見えない
どうやって生きてるの?
存在しているだけ。生命活動はしていない。しかし、必要なくても食事をしたり寝たりすることはある
何故私を気に入っていて護ってくれているのか?
直感。それと美味しかったから
「え?」
聞き流せない返答に私は声を漏らした。
「わたしはね、対価をもらって代々一族に利益を与えたり、気に入った子に加護を与えたりしてるんだ。対価っていうのはまふゆも見たことあるでしょ?両親が掃除したり食べ物を捧げたりしてたの」
「……」
「普段はあれで満足してるんだけど、たまに足りなくなる時があるの。例えばまふゆに取り憑こうとする奴らを追い払った時とかね。そういう時はまふゆの血を少しもらってるの。とても美味しいから」Rose Cage 暁山瑞希 コスプレ衣装
よくないものを見た後、いつの間にか怪我してる時があった。
「……あれはカナデだったんだね」
「うん」
カナデは悪びれずに笑って答える。私とカナデで一般常識のようなものが異なるのだろう。
「私の血はそんなに美味しいの?」
「美味しいよ。ずっと飲んでいたいくらい」
「じゃあ私が血をあげるから私のペットになってって言ったらカナデはどうするの?」
「ペットになるよ。そんなことで血をもらえるなら悩むことなんてないよ」
「それじゃあ……」
机の引き出しをあける。中にあるカッターを取り出すと制服を捲って露わにした右腕を浅く切った。血が滲み出す。
「私のペットになってくれる?なってくれるならこの血を飲んでいいよ」
ベッドに腰掛けていたカナデが立ち上がると、私の前までやってくる。そして勢いよく私な右腕に噛み付いた。
ざらざらしたカナデの舌が一滴の血も逃さぬようにねっとり満遍なく傷口を舐め回す。
血を飲むことに夢中になっているカナデの頭に手を伸ばす。さらさらな髪とふわふわの耳に指が当たる。
手から伝わる温かさと右腕のくすぐったさから、カナデには実態はあると考えた。25時、ナイトコードで。 MEIKO コスプレ衣装
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