二人の想い

桜吹雪、その言葉は今この瞬間を表すのに相応しいと思う。この満開の桜の下で歌を歌うのもいいなと思う。でも「私にはそれよりも大切な事があるから」と言い聞かせて目的の場所への歩みを続ける。群青讃歌 星乃一歌 コスプレ衣装



目的の場所、ある一本の小さな桜の木の前に辿り着く。

そこには一人の男性の姿があった。手には一本の筒を抱え、桜を見上げ立っていた。

「お待たせ、しました。」この一言を出した瞬間、心臓の鼓動が速くなる。
「オレも今来たから気にするな。」彼は優しい笑顔で返す。その笑顔で私の心臓の鼓動は更に速くなる。こんなにドキドキしたのは久しぶりだな。

言葉を返せないままだいぶ長い時間、体感一時間(実際は三十秒程であった)の時間が経った時に先に彼が口を開いた。 群青讃歌 天馬司 コスプレ衣装
「一歌、去年此処であったことを覚えているか?」私が言おうとした事を、彼は言った。
「勿論、忘れられるわけが無いですよ。私と司さんが初めて言葉を交わした日、ですから。」
「あの日に想いを馳せるのも悪くは無いな。今日は、卒業の日でオレはこの学び舎を去らねばならないからな。」少し寂しそうな笑顔で言う。
「そう、ですね。それじゃあ此処で、一緒にあの日を…。」私が言い終える前に司さんは、
「うむ、いいだろう。」優しく撫でてくれた。

それならあの日に、何も無かった空っぽの私に逢いに行こう。

[これは一年前の四月に私が貴方に恋をしてから、貴方が卒業をする日に私が告白するまでの物語。]群青讃歌 小豆沢こはね コスプレ衣装


コメント