門主

今回はそのいずれでもなく、我が部下たちの困惑と、ルミ“会長”達の決意が続いた。あの時は、ルミと相まみえるのは久しぶりであったというのに、再会を喜ぶ言葉が見つからん、などという当て擦りが喉元まで出かかったな。危ういところでその言葉を噛み殺し、門主としての振る舞いに留めたがの。妾の私的な感情に任せた発言などあってはならぬし、そのようなものはそもそも存在のしようがない。何故ならば、今の妾は玄龍門そのものに他ならぬからだ。そこに妾の意思は無い。妾が成すこと全ては玄龍門が成すことと化し、湖に小石が投じられるが如くその結果は山海経せんがいきょう全体へと波及してゆく。この手で守るべき山海経の生徒にその対価を支払わせる気など、毛頭無い。ブルアカ キサキ コスプレ衣装



 薄明かりが灯る自室の中、髪を縛る飾りを外し、この身に圧し掛かる重い外套を下ろす。武器も、壁に立て掛けよう。折衝に交渉が続いて、気が付けば夜更けになっておる。ブルアカ 竜華キサキ コスプレ衣装

 初心忘るべからず、とは最早使い古されきった格言じゃ。妾とて山海経を護るという責務を忘れたことなど無いが、妾の魂はあの頃の輝きを宿してはおらぬじゃろう。妾は、多くを聞き、多くを見て、多くを背負ってきた。月日が経つほど、多くを経験するほどに、人の魂というものは摩耗からは逃れられぬ。妾も例外ではなかろう。ルミの言葉を借りるならば、頭が固くなった、とでも言おうか。新たに広がろうとするものを妨げんとする気はないが、いたずらにその肩を持つのは妾の立場が許さぬ。妾は、山海経の伝統を重んじる玄龍門の門主であるが故。

 雑念ばかり湧いてきおるな。長らく顔を合わせておらんかったルミと相対したが故であろうか。このような時は、部屋のシャワーでも浴びれば良い。 ブルアカ 剣先ツルギ コスプレ衣装

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