願い

　最近、仕事が多かったせいだろう。

　朝起きて、最初に感じたのは絞られているかのような頭の痛みだった。
　鋭い痛みの奥に鈍い痛みがあるのか、それとも鈍い痛みの中に鋭い痛みがあるのか。どっちがどっちだったかわからないくらい判断力が鈍っており、それでも私は仕事に向かおうと常備している風邪薬を飲もうとしていた。ブルアカ 鷲見セリナ コスプレ衣装

　コップに水を注ごうとベッドから床に足をつき、立ち上がったつもりが近づいてくる床に気を取られ。

　再び目を覚ますと、私はベッドに横たわっていた。
「なんだ、夢か……」
　具合悪くて仕事に行けない夢とは、相当疲れているらしい。それとも、仕事に行きたくないという無意識が夢となって現れたのだろうか。
　自分に呆れながら時計を見ると、短針は12時を指していた。
「…………？」
　夢かな？
　時計の長針を探してみると、2と3の間にいた。長針と短針を逆にしてもどうにもならないようなので、時計が壊れたことに望みをかけてアロナに問いかける。
「ぉぁ……ぉ、おはよう、アロナ」
『わ、先生！　ひどい声ですね！』
　確かに。絞り出されたかのようなしわがれた声だった。どうやら私の体はひどく調子が悪いらしい。 アリウス分校　錠前サオリ　コスプレ衣装
『大丈夫ですか？』
「うん、平気……ところで、今何時？」
『えっと、現在時刻は12時14分です』
「じゅ……」
　一瞬気が遠くなったが、吐き気と悪寒でどうにか持ちこたえる。
「そ、そっか。ありがとう、アロナ」
『いえいえ。あの、無理しちゃ駄目ですよ？』
「わかってるよ」
　えっと、こういう時どうすれば良いんだっけ……。わからなさ過ぎて思わず枕に頭を突っ込む。
　夢かもしれないという自分と、夢じゃなかったらどうしようという自分、そのどちらもが焦りまくっているせいで、考えがまとまらない。
　とりあえず、モモトークでユウカやリンに寝坊したことと、遅刻するかもしれないことを伝えた。
　遅刻するにしても腹ごしらえはしないといけないので、寝起きで重い頭を持ち上げもそもそとベッドから抜け出す。
　先程の夢を思い出して身構えながら立ち上がってみたが、倒れることはなかった。
　冷蔵庫に何が残っていたかな、とキッチンに入ると、見知った桃色の頭がゆらゆら揺れていた。ブルアカ 朝顔ハナエ コスプレ衣装